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ルートを取る前に ルート確保の基本

採血、点滴ルート確保前に確認しておくべき5つのポイント

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1、アルコール綿でアレルギーが出ないか

基本中の基本ですね。慣れてくると毎回言うのが面倒になってしまいがちですが、キチンと確認しておきたいところです。

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2、シャントが無いか

シャントがある場合、基本的にシャント側では駆血できません。

厳密に言うと、1回駆血したからといってどうかなるという事はあまり考えられませんが、シャントを長持ちさせるという意味で、駆血回数は少ない方がシャントにとっては優しい、という意味です。

なぜ駆血がシャントにとってあまり良く無いかと言うと、駆血する事で静脈がうっ滞、シャントの血流もうっ滞し、血流が悪くなってしまうからです。

透析時など、必要な時だけ最低限の駆血をする事で、死ぬまで行わなくてはならない透析に必要な、大事なシャントを温存するのがベターです。

腎臓内科病棟や外来ではもちろんですが、そうでない場合にも必ず確認しましょう。特に既往にDMや腎不全などがある場合は、必ずチェックしましょう。

 

3、前回採血した所はどこか

血管が脆い高齢者や、抗凝固剤や抗血小板剤を飲んでいる患者さんの場合、血が止まりにくくジワジワと皮下出血を残す事があります。

同じ方の腕や血管を高い頻度で刺してばかりいると、前回の皮下出血が消えないまままた採血、という事にもなってしまいます。見た目的にも痛々しいですし、あまり患者さんとしても喜ばしい事ではありません。

とはいえ、血管が取りにくい患者さんの場合、どうしても同じ場所で複数回続けて採血をしなくてはならない時があります。なるべく前回採血場所を考慮した上で、取れそうな血管で採血を行いましょう。

 

4、抗がん剤などの点滴化学療法をどこでやったか

患者さんが抗がん剤化学療法など、特殊な薬を静脈投与されている場合、静脈に炎症が波及している事があります。その場合、その静脈から採血をするのは避けなければなりません。

ほとんど全ての科であり得るので、既往にがんがある場合はもちろん、そうでない場合も、念のため確認するようにしましょう。

 

5、過去に採血や注射でVVRが起こった事があるか

これはあまり採血をしない患者層、つまり若年者や入院が初めての中高年で注意する必要があります。

採血時、針の血管侵襲のストレスで迷走神経反射(VVR)が起こる可能性があります。一時的に血圧が下がり、脳血流が減少するため意識が遠のくまたは消失、だいたい数分の間に元に戻ります。

1度なった事がある場合、今回もなる可能性があります。もし発症した際に、倒れた時に周囲に危険物が無いか、人手は足りているか、などを確認するようにしましょう。

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