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肥満などで血管が出ない時、確実に点滴ルートを確保するたった1つのコツ

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肥満患者であったり、肥満とは言わずとも女性でやや皮下脂肪が多く血管が触れなかったりする場合、どこをどう刺すべきが迷いますね。

そんな時は、ゆっくり針を進めるようにしましょう。

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針が血管に刺さる感覚で探せ

血管が触れない時、「大体ここにあるだろう」という視覚的な予測を元に行わなければなりません。見える血管より触れる血管、という金言がありますが、触れない時はどうしようもありません。

そんな時、頼りになるのは「針先が血管壁に刺さる感覚」です。

何回か血管を刺せば、プツッという感覚と共に逆血が来る、という事を実感できると思います。上図のような状態になる瞬間がわかる、という事です。

逆に、この感覚を頼りに、針先で血管を探します。

視覚的に血管の走行から針の刺入角度がずれないように見ながら、針をゆーっくり進めます。いつも以上にゆっくり。少し抵抗があったところで、それが「骨ではない硬さ」であればおそらく血管壁です。「これが血管壁だな」と思って、少し勢いよく進めるとプツッという感覚があって、逆血が来る、というイメージです。

経験が必要

この方法は、まず血管壁を貫く感覚を身につける必要があり、かつどれくらいゆっくりやれば血管を急に貫いたりする事がないのか、逆に血管壁にきちんと刺すには、どれくらいの勢いまで上げていいのか、そのあたりの手の感覚が必要になって来ます。そのためある程度の経験が必要です。

しかし1度身につけてしまえば、手先の感覚はなかなか忘れられないので、それからの点滴人生が楽になります。

このページを見ているような、手技の勉強真っ最中という方は、これを意識して何回か経験する事で、その感覚を覚える事ができると思います。ぜひ意識してやってみてください。

小児でも有効

皮下脂肪が多く、血管が触れにくい小児でも有効です。大人と比べて血管が柔らかいので、あまり抵抗がなく感覚としてはわかりにくいので、より熟練が必要だと思われます。

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