逆血が来て、針を180°回転させる事で血管を貫きにくくする方法


血管にあたり、内筒が内腔に無事入る事で逆血が確認できた後、少し針を寝かせて進めますが、その時どうしてもやってしまいがちなのが、血管を貫いてしまう事です。

こうして逆血が来ても、

 

進め過ぎてしまう事で血管後壁を貫いてしまい、逆血が止まってしまいます。この状態で内筒を抜いて外筒を進めようとすると、

もちろんうまく入りませんし、入ったとしても血管には入りません。そこで、血管を貫きにくくするテクニックとして、180°回転するという方法があります。

これは、針先のカット部分の先端が下、地面側、患者さんの腕側に来ているのを、反対にさせる事が重要です。

もちろん0°の状態の方が血管をきちんと貫きやすく、「まず血管内に針を入れる」段階ではかなり役に立ちます。しかし、逆に言えば血管を貫くための工夫であり、一度血管内に針が入ってしまえば、その効果は便利どころかむしろマイナスの効果しかもたらしません。

そのため、上図のように180°回転させる事で、血管を貫きにくい状態にする事ができ、かつ血管後壁にあたるまでの距離を稼げるので、さらに貫きにくい状態を作り上げる事ができます。

どうしても血管後壁を貫いてしまうほど血管が細かったり、明らかに血管が細くて貫いてしまいそうな事が予測できる時は、この方法で少しでも予防する事ができるはずです。